20世紀の二つの大戦を経て、瓦礫からの復興と共に生まれたヨーロッパ統合の動き。多元的な価値観を容認しつつ、新しい枠組みでの「協働」の概念を議論し、実践を積み上げてきたヨーロッパでは、今、人々は何を考え、どんな動きが起きているのでしょうか? 高い多様性から生まれた経験を持つヨーロッパの国々は、地球規模で起こっている異文化間の相互理解や協働社会づくりに寄与できるヒントを持っているのでしょうか? 極東に孤立する日本は、このヨーロッパから何かを学ぶことができるのでしょうか。 ヨーロッパ統合の動きに初めからかかわってきた国のひとつ、オランダに住み、そこから見えるヨーロッパの姿、また、ヨーロッパに住むということはどういうことなのか、一市民の見聞と感覚を伝えるブログです。